今回の記事では、
夫婦2人で長期の育休を取ったら家計はどうなる?
に対するアンサーとして、
私たちの実際の家計簿を公開します!
- パパも育休を取りたいけど家計が破綻しそうで不安
- 子どもができたあとの生活費がどれくらいかかるのか心配
というお金に関する漠然とした不安ってありますよね。
私たちの家計を見ていただき
夫婦2人で育休を取るとこんな感じの家計になるんだ
とイメージを持っていただくことで、少しでもご自身の将来の見通しをよくしていただけたら幸いです!
続編の「【2023年版】2人で長期育休を取った家族の収支状況を公開!」記事はこちら!
前提情報
まず、前提として私たち夫婦の基本情報について整理しましょう。
家族構成
我が家は
パパ、ママ、娘(2022年生まれ)
の3人暮らしです。
育休前の収入
育休を取る前年の収入金額(額面金額)は次の通りです。
- パパ:540万円
- ママ:500万円
育休の取得期間
育児休業の取得期間は次の通りです。
- パパ:2022年5月〜現在(執筆時2024年1月)
- ママ:2022年6月〜現在(執筆時2024年1月)
ここで1つ補足情報。
育児休業自体は先の通りに始まっていますが、実はパパもママも2022年1月から仕事には行っていません。
2022年1月から有給や休業(給付有り)を取得していますので、その影響が家計簿に若干出ているかもしれません。
その他
2022年中に引っ越しをしました。
新居で使う家具家電の購入代金、初期費用などで支出が膨れていますので、ご注意ください。
お金がないので引っ越し業者は使ってないよ!力とパワーで乗り切れ!!
収入の公開
さっそく、2022年の収入を見ていきましょう。
2022年の収入
2022年の収入は次の通りです!
「その他収入」については、親、義親、親族からの出産祝いです。
ありがてぇ・・・お祝い金は子のためにジュニアNISA枠で投資しました。
給与と育休給付金の受け取り月数については次の通りです。
パパ | ママ | |
給与 | 5か月分 | 6か月分 |
給付金67% | 5か月分 | 4か月分 |
給付金50% | 0 | 0 |
「育休取得後から、初めて給付金が支給されるまで」の間は、給与と給付金のどちらも振り込まれない期間です。
また、同時期に出産費の支払いや急な出費が重なるとキャッシュフローがきつくなるので、現金預金を多めに確保しておくと安心できます!
前年手取り額と育休給付金の比較
前年(2021年)の給与手取り額と育休給付金の比較をしてみましょう。
パパは給付金を5ヶ月分、ママは給付金を4ヶ月分もらっているので、前年の給与手取り額を給付金の受給月数で按分して比較します。
パパ
給与手取り5か月分 | 給付金5か月分 | 差額 |
1,624,500 | 1,102,041 | 540,459 |
ママ
給与手取り5か月分 | 給付金5か月分 | 差額 |
1,266,667 | 831,471 | 435,194 |
差額を夫婦二人で見てみると、合計で975,653円。
手取り額で考えると、思ったよりも差額は大きくないことがわかります。
大きな差にならなかった理由は、2022年の給付金の割合がすべて月給×67%の期間だったからです。
私たちは、この差額で人生のバカンスを買ったと考えて育休を取ることにしたよ!
支出の公開
2022年の支出は次の通りです!
2022年は出産、引っ越しなどのイベントがあり出費がかさみました。
また、住民税が重くのしかかりました。
例年なら給与から天引きされているので税を負担する認識ってそこまで感じていなかったのですが、
普通徴収になり、実際に自分の預貯金から支払いをすると税負担の痛みが強いです・・・。
源泉徴収のシステムがもたらす痛税感の軽減効果、恐ろしい。
育休1年目は収入減、かつ、住民税が普通徴収になるのでダブルでしんどい!
収支
続いて収支の計算に移ります。
2022年の収支発表
2022年の夫婦での収支は
総収入7,042,795円-総支出3,705,097円=3,337,698円の黒字
という結果に終わりました!
おめでとう黒字!ありがとう黒字!
ちなみに貯蓄率は
収支3,337,698円÷収入額7,042,795円=47%
になってます!
自分の想像以上に貯蓄ができていて嬉しいです。
給与、給付金だけのパターン
ちょっと待った!
副業とか贈与とかがあるから黒字額と貯蓄率が高いだけじゃない?
整理の意味も込めて、収入が給与、給付金だけのパターンでも計算します。
収入が給与、給付金だけのパターンだと、収入の合計金額は6,009,712円になります。
収支は
収入6,009,712円-支出3,705,097円=2,304,615円の黒字です。
で、貯蓄率は
収支2,304,615円÷収入6,009,712円=38%
です。
節約を徹底して頑張れば副業や贈与なしでも余裕で黒字化しながら育休を楽しめるわけです。
夫の収入が給与、給付金だけ、なおかつ、妻が専業主婦のパターン
ちょっと待った!
共働きなんだし黒字くらい余裕だろ!!
検証のために、夫の収入が給与、給付金だけ、なおかつ、妻が専業主婦のパターンでも計算します。
このパターンだと、収入額は2,741,780円になります。
収支は
収入2,741,780円-支出3,705,097円=963,317円の赤字です。
で、貯蓄率は
収支ー963,317円÷収入6,009,712円=-16%
です。
100万円近くの赤字。
片働き夫婦の場合だと、
- 貯金を切り崩す
- 副業で稼ぐ
- 節約を徹底する
などで赤字を補わなければならない結果になりました。
わが家の家計がこんなに黒字化できているのは頑張って働いているママのおかげ・・!
感謝しかない・・。
まとめと感想
いかがだったでしょうか。
わが家の2022年の収支は無事黒字になっていました。
収入額だけで考えると、普通に働くときと比べて夫婦二人で100万円近くも減っていました。
私個人の率直な感想としては
- たったの100万円でこんな素晴らしい日々を買えるなら絶対払う!!!
- こんな生活が送れるのは国と会社のおかげ。感謝。
です。
収入や支出、家族構成など人によって大きく異なる要素はありますが、
「2022年 育休夫婦の家計公開」
はこれで終わりです。
この記事を読んで、育休を取得したいと思えるパパさん、プレパパさんが増えてくれたら私は幸せです。
続編の【2023年版】2人で長期育休を取った家族の収支状況についてはこちら!