みなさん、こんにちは!
- 男性の育休、取得する人は周りにいないし、どんな感じなのかわからない
- 育休を取得するまでに何をすればいいんだろう
こんな疑問、悩みを持っている方、多いのではないでしょうか。
私の周りでも男性で1年以上の長期育休を取得している人は多くありません。
また、私の社内で育休を一度に2年以上取得した男性はほとんどいないと聞いたので、参考になる例を探すためにブログやXで男性の長期育休について調べた記憶があります。
今回の記事では、現在長期の育休を取得中である私が、「実際に育休前に経験したこと」を記します。
もちろん、人それぞれ仕事の内容や立場が異なるため参考になる部分とならない部分はあると思います。
ですので、一例として私の経験談を読んでいただき、少しでも育休を取りたいパパの背中を押せたらいいなと思っています。
妊娠発覚~妊娠初期(妊娠6週~15週)にしたこと、私の体験談
この時期のポイント:職場との徹底的なコミュニケーション
2021年7月頃、妻の妊娠がわかりました。
こちらの記事に詳しく書いていますが、育休を二人で長期間取ることが私たちの夢だったので、自分の中で育休を取ることは決定事項でした。
育休を長期間取るために初めにやったことは、職場との徹底的なコミュニケーションです。
私が2年間休業する間、私の業務を引き継いでくれる同僚や上司にできるだけ迷惑をかけないようにするためです。
「育休を2年間取得する」と直近の上司に宣言したのは、母子手帳を受け取ってからすぐでしたので、妊娠6,7週目くらいです。
よく巷では、「職場への連絡は安定期に入ってからがベスト。」というものを見ますが、私個人の意見としては、「できるだけ早く」でいいと思っています。
理由は、できるだけ早い方が職場側の準備期間が長く取れるからです。
代わりとなる人員の確保、作業量の調整などが必要になるため、できるだけ早く情報提供しておくことをおすすめします。
育休の期間に関しても、同様の理由から「決まり次第速やかに報告」をおすすめします。
私が上司に実際に伝えたことは次の通りです。
- 2022年3月下旬に妻が出産予定である
- 2022年3月1日から妻のサポートのために有給、特別休暇などを使って休む
- 出産後は育児休業を2年間取得する
上司の反応は、自分が思っていたよりも軽く「2年ね、了解!人生の楽しみができたね。」という感じでした。
また、周囲の同僚、先輩など「自分の仕事を将来引き継ぐであろう人」に対して、育休を取得することを個人的に話していました。
なるべく早い段階から、「育休を長期間取る人」として認識してもらえたことで、妊娠10週目くらいから少しずつ引継ぎ作業を進めることができました。
余談ですが、この報告後、育休を取得するまでに4,5回程度、上司や幹部との面談をしました。
基本的には私が育休を取るということに対してポジティブに捉えてもらっていたようですが、一人の幹部は、
「自分がそれでいいなら、いいんじゃない?育休を取るタイミングとか期間とかで会社に多大な迷惑をかけることを理解したうえで、好きなだけ育休取りなよ。」
などと言っていたのを思い出します。
100人集まれば男性の長期育休取得をよく思わない人が数人いてもおかしくないので、何かネガティブなことを言われても「今日の夕飯なんだろなー、楽しみだなー」くらいのことを考えておきましょう。
大切なのは自分の価値観に従って人生を歩むことです。
妊娠中期(妊娠16週~27週)にしたこと、私の体験談
この時期のポイント:業務を引き継ぐ。特に、自分だけが担当している業務は上司に早期に相談する。
この時期には、妻のつわりやメンタルが比較的落ち着いてきて、今後の生活へのワクワク感、期待がどんどん大きくなっていったのを覚えています。
残り4~5か月くらいしたら子が生まれ、自分はパパになる
という実感が沸き、不安感と楽しさでドキドキしていました。
私がこの時期に主にしたことは
属人化されている(自分だけが担当している)業務を他人に投げる
です。
上司に相談し、ワークフローとマニュアルを作ることで属人化は解消しました。
属人化された業務の引継ぎについては一人で悩んでいても進みませんし、上司とのコミュニケーションを密に取りながら進めていくことが重要だと感じました。
また、自分が抱えている業務を同僚に引き継ぎ終わったのもこの時期の終盤でした。
普段からいろいろお世話になっていて公私ともに仲良くしている同僚に仕事を投げるのは、やはり忍びなかったです。
同僚からは
「気にするな、いつかお前が仕事を受け取る側になるんだからお互い様だ。」
と声をかけてもらえ、とてもありがたかったです。
妊娠後期~出産(妊娠28週~40週)にしたこと、私の体験談
この時期のポイント:パートナーのことを最優先に考える
この時期に私が意識したことは、妻のことを最優先で考えるということです。
例えば、
- 仕事を早く切り上げて家に帰る
- 一通りの家事を自分でやる
- 心身のサポートをする
など、パートナーに寄り添って行動をすることが大切です。
実は、妊娠28週に入ってすぐ、妻のつわりが一段とひどくなってしまい、当初の計画よりも早く産前の休暇に入ることになってしまいました。
そこで、私の職場に少々無理を言って私も妻と同じタイミングで休暇に入り、そのまま育休まで休み続けることに。
男性の私では想像もつかないような苦労と不安を味わい、心身ともにきつい状態の妻をどうにかしたいという一心で、隣でサポートをし続けました。
出産の前後を男性がどう過ごすかによって、パートナーからの評価は大きく変わります。
夫婦円満な関係でありたいのであれば、パートナーがきついときには何よりも優先して寄り添いましょう。
まとめ
私が育休を取得するまでの経験談は以上です。
育休を取得するまでで大切なのは、周囲とのコミュニケーションだと感じます。
上司や同僚、パートナーと密にコミュニケーションをとり、自分の考えを理解してもらうこと、相手の考えをくみ取ることが大切です。
自分が育休に入るためには会社全体や所属部課、そしてパートナーとの協力が絶対に必要になります
ですので、相手へのリスペクトをもち、自分の都合だけを押し付けないよう丁寧にコミュニケーションを重ねていきましょう。
私の経験や意見を一例とし、少しでもご自身の育休取得の参考にしていただければ幸いです。